地元鮮魚店の新鮮食材を利用した丼（前日までに要予約）も評判。今回私たちがいただいたのは海鮮丼です。丼のフタを開けた瞬間、陽光に当てられて海の幸がキラキラと輝いていました。絶好のロケーションで味わう海鮮料理は絶品ですよ。

そして、名物の「ヨシタケコーヒー」（前日までに要予約）もぜひ。世界で最初に缶コーヒーを作ったとされる浜田市出身の三浦義武氏が編み出したコーヒーのことで、２枚重ねのネル(布)に入れたコーヒー粉に水を注いでかくはん。最後に湯を注ぐ、独自の抽出方法で淹れたコーヒーです。
常温の水で抽出し、常温で飲むコーヒーのため、濃い味わいながらも苦味は控えめ。ブラックコーヒーが苦手な人でもおいしくいただけそうです。一緒に提供されるチョコレートと、クッキーとともに味わえば、余韻もいっそうふくよかに。

近年、折居駅の知名度が上がっていることもあり、他県からも多くの観光客が訪れているそう。目の前の日本海を眺めながら丼とコーヒーを味わえるアットホームな空間はとても居心地が良く、つい長居したくなります。私たちも退店する予定時刻より大幅に超過するほど、ついゆったりとした時間を過ごしてしまいました。そしてお店を営むご夫婦は、なんと欽ちゃん＆香取慎吾の全日本仮装大賞に出場し優勝した経験も。多才でユニークな店主のお話もぜひ聞きに行ってみて。

店頭に並んでいるショーケースに並ぶカラフルなジェラート。すべて製造から２日以内のものだけであり、着色料や保存料も一切不使用。常に新鮮で安心安全な味を楽しめます。季節によって様々なフレーバーが登場するので要チェック。さらに学生限定で、平日はジェラートがダブルの料金でトリプルにすることも可能！ジェラート以外には、ドリンクやランチメニューのパスタなどもありますよ。

ジェラートはテイクアウトOKで、ここでテイクアウト用のジェラートを購入すれば、お次のスポット（三隅大平桜）で花見しながらジェラートを堪能できそう。

桜を眺められる机とベンチも桜の近くに設置されているので、ピクニック気分で花見できますよ。春だからこそ楽しめる桜の素晴らしさを、唯一無二の桜で感じてみてはいかがでしょうか。
なお、駐車場は徒歩圏内に数ヶ所あるので車での来訪もスムーズ。ただし、道中は山道となるため、特に夜間の運転はご注意を。

そのほか、本館となるホテル『千畳苑』にて、4階の展望大浴場が利用でき、朝食バイキングでは「朝ごはんフェスティバル」で島根県1位に輝いたことのある料理も堪能。本館とのイイトコドリができますよ。また、トングや皿などの道具は用意されているので、手ぶらでBBQ利用が可能。BBQで味わえる食材は浜田市の海産物、島根県産の和牛など、地産地消にこだわったラインナップに。

実際に泊まってみて、波の音を聞きながらBBQ、テントの中でゆっくりでき、日常から離れたとてもリラックスできました。歩いて10分ほどの場所に景勝地『石見畳ヶ浦』があるので、散歩ついでに観光ができますよ。

歴史資料の中には、なぜ“いも代官”と呼ばれるようになったのか、その理由をひも解く解説、当時の書物などが展示。歴史資料だけではなく、日当たりのいい読書スペースなども用意されており、少し目が疲れたらそこで休憩をとることができてとても快適でした。
また、『いも代官ミュージアム』から外に出ると、春には梅の花や桜の花も咲きとてもキレイ！

この後巡る石見銀山の大森地区は、全体的に坂道になっており、徒歩移動よりもレンタサイクル周遊がスムーズ。登りは普通の自転車ではかなり体力が必要になるので、自転車を借りる場合は電動自転車が圧倒的におすすめです！その自転車で快適に観光地を回ってみるもよし、徒歩でじっくり景色を見て回ってみるもよし。自分に合った周遊スタイルで大森地区を満喫しましょう。

ここでは、島根県産の和牛や玉ねぎを使った「牛すじトロトロハヤシ」（1100円）がイチオシ。牛すじはとろけるような食感で、ハヤシソースと相まってヤミツキ必至です。このほか、限定10食のランチメニュー、紅茶やスイーツといったメニューも揃い、町並み散策のひと休み、ランチスポットに最適。

また、お店では年に数回イベントを開催。これらのイベントには大森町民だけでなく、他地域からも多くの観光客が訪れます。イベントの内容は季節によって異なり、地元の特産品や文化を楽しめる催しも。
なお、周辺で企画展などのイベントが開催される日のお昼時は混雑するため、事前にイベント情報などを確認してから向かいましょう。

2007年に鉱山遺跡としてアジアで初めて世界遺産に登録された石見銀山遺跡。その中で『龍源寺間歩』は軌跡を体感できるハズせない観光スポットです。石見銀山の歴史や世界遺産登録の経緯を詳しく知りたい方は、ガイドさんの案内で巡ってみて。

間歩内はところどころ天井が低い場所もあるため、頭をぶつけないようにご注意を。また、春ごろはひんやり肌寒いと感じるかもしれないので、長袖の上着を持参することをオススメします。ちなみに、石見銀山最大級の坑道跡『大久保間歩』は、ガイドツアー限定で一般公開中。約２時間のツアーで、圧倒的な迫力のある坑道を体験できますよ。ぜひ実際に間歩の中を歩き、当時の採掘技術を見て、感じてみてください。

石窟内は撮影禁止のため写真は掲載できませんが、中の五百羅漢と釈迦三尊仏は見応え抜群なので、ぜひ見に行ってみてください。五百羅漢以外にも、向かいにある『羅漢寺』では本尊さんの下をくぐれる「胎内くぐり」、縁切り・縁結びの両方ができますよ。

私たちが伺った際には、島根県産ブルーベリーを贅沢に使った夏パフェが登場中。新鮮なブルーベリーの果肉やブルーベリーシャーベットにはほど良い酸味があり、さっぱりとしていてとても美味。下にはこれまたブルーベリーソースを使ったチーズケーキがあり、レモンジュレと組み合わさって、パフェ全体で果実のうま味が凝縮されていました。

2階にはゆっくりと休憩ができるスペースがあり、普段の生活や時間を忘れて癒されることができます。日常から離れた環境で癒されたい方、おしゃれな空間でおいしいスイーツを楽しみたい方はぜひ訪れてみて！
※現在、改装工事のため、2024年３月末（予定）までカフェはお休み中。